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TSURUMIこどもホスピス・ゼネラルマネージャーの水谷綾さん=2023年10月8日、大阪市鶴見区、小若理恵撮影
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 小児がんなど命を脅かす病気の子どもたちが病室ではできない遊びや体験をとおして、家族や大切な人とかけがえのない時間を過ごす場所として注目される「こどもホスピス」。いま、全国で開設をめざす動きが広がっている。その先駆けとして2016年春、大阪市鶴見区に設立された「TSURUMIこどもホスピス」のゼネラルマネージャー・水谷綾(あや)さん(55)に、運営理念の「だから、深く生きる」という言葉に込めた思いを聞いた。

 ――TSURUMIは4月で開設から8周年を迎えます。どんな経緯で運営に携わることになったのですか。

 もともと大阪ボランティア協会でボランティア組織の課題を解決するコンサルタントの仕事をしていました。その縁で、TSURUMIの開設をめざす「こどものホスピスプロジェクト」にかかわることになりました。子どもの医療、保育、教育などの分野で専門性があるスタッフをそろえ、質の高いケアやサービスを継続的に提供していくための仕組みをつくるのが私に任された役目でした。

 ――TSURUMIは病院併…

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